経験なしでも働ける？ITエンジニアへの転職

求人に応募する前にやっておくこと

ITエンジニアは技術職かつ専門知識を使い業務を行うため、まずはスキル習得が欠かせません。実際に手を動かして練習しましょう。また、自分が興味がある分野や業界を見つけましょう。エンジニアには種類が多く、求められる技術や業務内容がそれぞれ違います。方向性を定めた上で目標を掲げ、勉強することをおすすめします。求人票を見ると転職市場で求められることのヒントを得られるかもしれません。
必須ではありませんが資格を取ることもよいでしょう。国家資格である情報処理技能者試験や、 ITの基礎知識を証明できるITパスポート、関わりたい業界が使う技術などの資格を取ると就職活動でもアピールできる材料になります。
その他、過去練習作品や自分の実力が分かるポートフォリオを作りましょう。行きたい企業が決まった人は企業研究を行い、求められているスキルなどに合わせて作成するとよいでしょう。

初心者におすすめの勉強法

プログラミングスクールや専門学校に通ったり、リモートでオンライン教材を受講したり、本やインターネットを利用して独学する方法があります。生活スタイルや使える費用、時間は人それぞれですので、自分にあった方法を選びましょう。試行錯誤をして学習していくことが、仕事をしていく上でも大事なことです。また、プログラミング言語関連の他、PC機器関連、ネットワーク、セキュリティなどの知識も学ぶと役立ちそうです。

未経験可能な仕事とは

近年のIT業界は人手不足の傾向があるといわれており、未経験での募集を行っている企業もあります。就職してすぐにコードを書く仕事は少なく、テストエンジニアなどの難易度が低い仕事から任せられるケースが一般的なようです。他にはエンジニアの補助、ネットワークのサポート関連業務などが考えられます。働きながら実績を積み、スキルアップしていくことでやりたい仕事につける場合もあるでしょう。研修や評価制度の情報を企業のHPや面接で確認しておくと将来の希望とのミスマッチが起きにくいです。未経験可の求人の中には、とにかく人手が欲しい労働環境の悪い企業や、給与が低く希望とは違う仕事を任されやすいSES（システムエンジニアリングサービス）といった働き方である可能性もあるため、情報収集が大切です。
未経験可の求人に年齢制限があるかというと、成長を見込めそうな20代は経験不問の求人が多いようですが、30代になると今までの経験を活かして何ができるかであったり、スキルを求められることが多いようです。年齢問わず管理職やマネジメントに携わったことがあると、チャンスの幅は広がるでしょう。

求人の選び方のコツ

どうしてこの業界や会社で働きたいのか、理由も言えるようにしたいところです。ITエンジニアの実務は未経験であっても、趣味でアプリを作っていたり、前職と関連のある業界に応募するなどアピールできるポイントを考えてみましょう。また、新人育成などに積極的な会社や資格取得を目指す研修制度がある会社を調べて受けてみるのもよいでしょうし、転職サイトや転職エージェントに登録してみることも一つの方法です。
経験がなくても工夫次第で就職のチャンスはあります。戦略を立てて、未経験でのITエンジニア転職を成功させましょう。